
下水汚泥の乾燥
廃水処理プラントからは、下水汚泥(バイオソリッド)と浄化された水と固形物が排出されます。 浄化された水は川に放水することも、さらに処理した後で再利用することもできますが、固形物の最終処分または使用には、追加処理が必要となります。 汚泥の質と地域の状況に応じて、汚泥は最終的に埋め立て処分され、肥料や土壌改良剤として、またはエネルギー源として使用されます。 近い将来、リン酸塩はスラッジから回収されます。
スラッジの使用はますます重要度をましてきております。スラッジを完全に乾燥する前に、スラッジを有用な製品に変換するために必要な処理ステップがあります。 弊社は、地方自治体および産業廃水処理プラントからの汚泥を処理するための汚泥乾燥システムを提供しています。 弊社では様々なスラッジ処理プロセスを次のとおり提供しております。
予備乾燥まで
- 流動床焼却炉で焼却する前の乾燥固形分35〜50%
- ごみ、堆肥化、または埋め立てと組み合わせて焼却する前の乾燥固形分65〜75%
85〜95%まで完全に乾燥
- セメントキルン、石炭火力発電所、熱分解、ガス化またはその他プロセス用に使用するバイオ燃料として熱利用する前
- 堆肥化の前、および肥料としての土壌利用と土壌再生
これらすべての乾燥プロセスでは、横型薄膜乾燥機が有力な選択肢となります。
弊社スラッジ乾燥プロセス
スラッジ乾燥プロセスの中心は横型薄膜乾燥機です。 用途より異なりますが、乾燥機1基の蒸発能力は1時間で水を最大8トン蒸発することができます。
弊社汚泥乾燥システムの独自の特徴は次のとおりです。
- 液状から粘着性またはペースト状となるスラッジを1段(1基)で乾燥することが出来ます。
- 乾燥製品のバックミキシングは発生しません。
- 取扱ガスを最小限に抑えます。
- 蒸発した水により系内を不活性化します。
これらすべての特徴により、薄膜汚泥乾燥機は非常に成功しています。 100台以上が世界中で100台以上の実績がございます。