高真空薄膜蒸発器
コンデンサー内臓型高真空対応薄膜蒸発機

弊社コンデンサー内臓型高真空対応薄膜蒸発機は60年以上の実績がございます。加熱面とコンデンサーの間隔が短く圧損がほとんどないため最高で0.001mbar(a)達成可能です。通常の蒸発機ではこのような高真空は達成できません。

特徴

コンデンサー内臓型薄膜蒸発機の特徴

  • 圧力損失が殆どないため、高真空での蒸発分離が可能です。
  • 滞留時間が短く、滞留液量も少ないため熱敏感性製品の蒸発に適しています。
  • 分子蒸留プロセスを可能にする特殊設計薄膜蒸発機もございます。
  • 飛沫同伴した液滴を補修するセパレーターを内蔵しております。
高真空薄膜蒸発器
コンデンサー内臓型高真空対応薄膜蒸発機断面図

基本操作原理

コンデンサー内臓型高真空対応薄膜蒸発機は、1から0.001mbar(a)の高真空の達成が可能です。高沸点製品や熱敏感性製品の分離に最適です。当薄膜蒸発機は筒状直胴部、加熱ジャケット、ローター(攪拌翼)及び内部コンデンサーで構成されます。ローターは加熱面に製品液膜を形成します。濃縮された製品は加熱面に沿って重力落下し排出口から排出されます。蒸発分は近接の内部コンデンサーで凝縮されます。不揮発成分は製品排出口から製品と共に排出されます。未蒸発分やイナートガスは真空系へ排出されます。

コンデンサー内臓型高真空対応薄膜蒸発機の構造

当薄膜蒸発機は以下の特徴がございます。

  • PTFE又はグラファイト制ワイパー
  • 又はその他ワイパーPTFEスプリング付
  • 金属製ワイパー(ザンバック型)
  • ·        樹脂又はグラファイト製ローラー型ワイパー

  • 医薬・食品向けCIP洗浄が可能なローター翼とワイパー

ローターには飛沫同伴で発生する液滴が内部コンデンサーに付着しない保護板を装着することが可能で、高い蒸留機能を達成致します。

ローターには飛沫同伴で発生する液滴が内部コンデンサーに付着しない保護板を装着することが可能で、高い蒸留機能を達成致します。

PTFEワイパー
金属ワイパー(コンデンサー内臓型高真空対応:ザンバック型)
スプリング付樹脂ワイパー

適用プロセス

コンデンサー内臓型高真空対応薄膜蒸発機は蒸留、蒸発、濃縮及び熱敏感性製品の抽出最適です。

適用プロセス(続き)