1軸大容量ニーダー – リアクトサーム(商品名)

操作原理

リアクトサームは高い混合・混練及びセルフクリーニング力を有します。ペースト状・高粘度・付着性の高い製品に適用されます。連続・回分の2機種がございます。

リアクトサームは筒状直胴横型ジャケット付本体、半円盤状ディスクと撹拌羽根のついたローター(撹拌翼)から構成されます。本体に固定された撹拌鉤(かぎ)は系内に突き出た棒状突起物で、半円盤状ディスクと撹拌羽根の間に挿入されております。これら半円盤状ディスク、撹拌羽根及び撹拌鉤の間隔は狭く、高い混合・混練とセルフクリーニングを可能としております。この機構により加熱面の汚れや製品が塊となることを防ぎます。半円盤状ディスク、ローター軸に熱冷媒を通すことも可能です。製品は撹拌羽根のわずかな傾斜により水平方向へ移動されます。

特徴

リアクトサームは以下の特徴がございます。

  • 単位容量当たりの加熱面積が大きい
  • セルフクリーニング
  • 滞留時間調整による高い処理能力
  • 製品及びプロセスに適した操作条件が可能

 

適用プロセス

  • 接着剤・樹脂の生産
  • ポリアクリル酸
  • スペシャリティケミカル及び医薬品中間体の精製
  • 熱敏感性の食品含有物及び医薬中間体の乾燥